ホームページ制作の見積項目を制作の流れから解説!確認しておくべき項目は?
「ホームページの見積を取ったけど、何が書いてあるのかよくわからない」「見積書に書いてある専門用語の意味が分からない!」とお悩みではありませんか?
見積書には見慣れない専門用語も使われているため、わからない項目もあるかと思います。制作会社によって見積額の計算方法や項目名が異なるため、相見積を取った際に比較しにくい場合もあるでしょう。
今回は、ホームページの見積書に書いてある項目を制作のフェーズごとに解説しています。項目の意味を理解すれば、他社との比較もしやすくなります。お手元に見積書を用意して参考にしてみてください。
目次
ホームページ制作の流れを理解すると見積項目を理解しやすい
ホームページがどのようにしてできるかを押さえると、見積項目を理解しやすくなります。ホームページ制作の手順の中で必要なものが見積内容に反映されるからです。
こちらからもホームページ制作の流れを確認いただけますので、参考にしてみてください。
ホームページ制作の工程ごとに見積に出てくる項目を解説します。制作会社によって見積の作り方は異なるため、全ての項目が提示されるとは限りません。また、多少の名称が異なることもありますので、詳細は制作会社に問い合わせてみましょう。
この記事では大きく3つの工程に分類して解説します。
工程1:企画提案・サイト設計
1つ目は企画提案やサイト設計です。企画提案をする前には、お客様と打合せを重ねてご要望をヒアリングします。ヒアリング内容を元に、下記の項目を作成・検討します。
- コンセプト設計
- ユーザー分析
- ディレクトリマップの作成
- 提案書の作成
- 必要機能の調査
- 見積書の作成
- ワイヤーフレームの作成
どの項目も、ホームページを作るのに必要な骨組みの部分にあたります。どんなユーザーがホームページを利用するのか、ユーザーにどのような情報を届けるのか、ユーザーにどのような行動をしてほしいのかを想定して、どのようなホームページにするべきかを検討します。
サイトのコンセプトや目的を明確にすることで、プロジェクトが向かうべき先が定まります。ここが変わってしまうと、必要な機能やデザインが変わってしまうため、お客様としっかりと擦り合わせを行います。
定めたコンセプトから、必要なページ数や機能、ユーザーに向けたデザインの方向性が決まります。このあたりまでの内容を、サイト設計としてご提案をします。
企画提案・サイト設計の段階で出てくる見積項目
サイト設計・コンセプト設計・調査費
サイト設計費やコンセプト設計費、調査費などの名称で表示される項目は、ホームページを作るための基本土台の策定に関する費用です。競合サイトの調査や市場の調査、お客様のサービス内容の把握から、サイトのコンセプトを決めたり方向性を決めます。
コンセプト設計が重要視されるサイトではその分調査を念入りに行うため、費用が高めになることがあります。
ディレクション費・プロジェクト進行費
聞き慣れない言葉かもしれませんが、ディレクションとはそのプロジェクトの陣頭指揮をとり進めていくことです。ディレクターに対する費用です。ディレクターの役割は、お客様との打合せや、打合せに伴う準備、スケジュール管理、素材管理、制作側との調整などです。
ディレクション費やプロジェクト進行費とは、上記のように窓口に立って、ホームページ制作を進めていく管理全般にかかる費用を指します。
小さな制作案件などの場合は項目がないこともあります。その場合はデザイン費などに含まれているかもしれませんので、この項目がなくても特に問題はありません。
ワイヤーフレーム作成費
ワイヤーフレーム、ワイヤー、ワイヤーデザインとは、デザインを作成する前に作る、デザインの下書きのようなものです。通常グレーの四角やサンプルテキストで構成され、デザイン作成前にコンテンツの配置などを決めるために作成します。
ワイヤーフレーム作成費とは、このワイヤーフレームを作成するための費用です。この時点でデザインの土台が決まるため、作成に費用がかかる場合があります。
工程2:デザイン作成
サイト設計で決まったコンセプトやワイヤーフレームに従って、ホームページのページデザインを具体的に作成します。
コンセプトに合ったカラーやフォントの選定、情報を見やすく整理する、視線移動を考慮したコンテンツの配置など、ただデザインするだけではなくユーザー体験を意識してデザインを作成します。
デザインはサイトに必要なすべてのページ分が作成されます。メディアサイトなど、下層ページが同じデザインの場合は1枚だけ作成します。
一般的なコーポレートサイトで作成するページ例は下記のとおりです。
- トップページ
- 事業内容
- サービス紹介1
- サービス紹介2
- サービス紹介3
- 会社概要
- 商品一覧
- 商品詳細
- お知らせ一覧
- お知らせ詳細
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
上記の例では、商品詳細ページやお知らせ詳細ページは同じデザインで複製するため1枚だけベースのデザインを作成する想定です。
デザインの段階で出てくる見積項目
デザイン費
サイトによって必要なページ数が異なりますが、各ページ分のデザインデータ(画像)を作成する費用がデザイン費です。ページによって長さやコンテンツが違うことにより金額が異なりますので、ページごとに料金が表示されています。
トップページは一番情報量があり長さも長くなるのが一般的ですので、デザイン費が最も高くなる傾向にあります。
素材費・撮影費
ホームページにオリジナルの写真素材を使う場合は撮影費がかかります。カメラマンのレベルや撮影枚数によって金額はピンキリです。
オリジナルの写真ではなく有料素材を使う場合は、素材費としてその分の費用が必要な場合があります。インターネット上では無料の写真素材もたくさんあるので、費用を抑えたい時は無料素材を利用してみるのもいいでしょう。しかし有料素材やオリジナル素材の方が質が高い場合が多いため、ホームページのクオリティが断然上がります。画像素材はホームページの印象を大きく左右しますので、こだわって作成する場合は費用を惜しまず、良い素材を使いましょう。
工程3:コーディング
デザインが確定したら、コーディング(構築)工程に入ります。
デザイン画像のままではサイトとしては機能しません。動いたり、クリックで他のページへ飛んだり、スマホでもパソコンでも見やすく表示するために、デザインをコードに書き起こす必要があります。
コーディングもデザインと同じ様に、ページが長かったりデザインが複雑であると費用が高くなります。トップページはデザインが他のページよりも複雑であることが多いので、コーディング費が一番高くなることが通常です。また、アニメーションなどオブジェクトがたくさん動くようなデザインだと、その分料金が高くなります。
また、見積の中に下記の項目が含まれているのかも確認しておくとよいでしょう。
- サーバー設定代行
- 独自ドメイン取得手数料
- CMSの選定や設定代行
- ASPやシステムの選定や導入代行
- SSL導入代行
- メールアドレス発行対応費用
コーディングの段階で出てくる見積項目
コーディング費・構築費
基本的にはデザインを作成したページ数と同じだけ、コーディング費が提示されます。お問い合わせ機能や投稿機能など、機能面での要件は別で記載されることも多いです。
複雑な機能をつけると高額になるので、費用を抑えたい場合は、本当に必要な機能なのかを見直すと大幅に削減できる可能性があります。
システム導入費・設定費
WordPressなどのCMSを利用してサイトを構築する場合は、そのシステムをサーバーに導入し、適切に設定する必要があります。機能要件が多いサイトであればこの費用も高額になることが多いです。
もし有料のシステムを導入する場合はそのシステムの購入費用が入っているかも確認しておきましょう。
ホームページの見積で確認しておくべき項目
書いてあることはわからなければ質問することができますが、書いていないことは質問のしようがありません。見積もり段階で気づかずに後で費用が発生した、ということもありえます。
少しでも疑問に思ったことは質問して解消しておきましょう。
修正費用
デザインを進めているとデザインの修正をすることは普通のことですが、ころころと要件が変わることでデザインの変更が必要になると、修正費用が必要になるかもしれません。何回までデザインの修正が可能か、修正に費用はかかるのかを確認しておきましょう。
サーバー・ドメイン費用
サーバーとドメインは、ホームページをネット上で見るために必要不可欠です。サーバーはレンタルサーバーを契約し、ドメインは独自ドメインを設定することが一般的で、どちらもランニング費用がかかります。費用は誰がもつのか、設定なども対応してもらえるのかを確認しましょう。
まとめ
ホームページ制作の見積項目を、制作工程に沿って解説しました。
ひとことにホームページと言っても工程は多岐に渡り、見積の作成側によっても書き方が違います。今回紹介した項目が見積書に書かれていない場合や、逆に見積書にある項目がこの記事に書かれていない場合もあります。
後のトラブルを回避するためにも、見積内容でわからないことは制作会社に遠慮なく問い合わせてみましょう。どのような場合に見積額が変動するか、なども聞いておくといいかもしれません。
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